惠みの時ー病気になったら
ある時病気になりました。
ある日、病気になりました。
神様を感じたくて、布池教会に行きました。
その協会の前にシスターが運営されれる小さい本屋さんがあります。
そこで手にとった一冊の本!
涙がとまりませんでした。
今、病気の人、
まわりの病気を抱えた人がいる人、
こんな気持ちなんですよ・・・ね・・・
涙が止まらなかった文章の全文です。
病気になったら
「恵みの時 病気になったら」
by 晴佐久昌英神父 女子パウロ会
病気になったら どんどん泣こう
痛くて眠れないといって泣き
手術がこわいといって涙ぐみ
死にたくないといって めそめそしよう
恥も外聞もいらない
いつものやせ我慢や 見栄っぱりをすて
かっこわるく涙をこぼそう
またとないチャンスをもらったのだ
自分の弱さをそのまま受け入れるチャンスを
「痛いよ、怖いよ、ほんとは泣きたいよー」
幼稚園児と小学生の子供の母だった私は、かっこ悪く涙を流すことは弱さを見せることはできませんでした…
だからこそ、この文章は私の魂を揺さぶりました。
病気になったら おもいっきり甘えよう
あれが食べたいといい
こうしてほしいと頼み
もうすこしそばにいてとお願いしよう
遠慮も気づかいもいらない
正直に わがままに自分をさらけだし
赤ん坊のようにみんなに甘えよう
またとないチャンスをもらったのだ
思いやりと まごころに触れるチャンスを
良いお母さん
良い娘
良い奥さんを演じていました。
ほんとは正直に甘えたかった…
病気になったら 心ゆくまで感謝しよう
食べられることがどれほどありがたいことか
歩けることがどんなにすばらしいか
新しい朝を迎えるのがどんなに尊いか
忘れていた感謝のこころを取りもどし
この瞬間 自分が存在している神秘
見過ごしていた当たり前のことに感動しよう
またとないチャンスをもらったのだ
いのちの不思議を味わうチャンスを
すべての不思議を当たり前と思って過ごしてきました。痛みがあってこそ、痛みのないその一瞬に感謝することができます。
本当にまたとないチャンスに感謝です!
病気になったら すてきな友達をつくろう
同じ病を背負った仲間
日夜看病してくれる人
すぐに駆けつけてくれる友だち
義理のことばも 儀礼の品もいらない
黙って手を握るだけですべてを分かち合える
あたたかい友達をつくろう
またとないチャンスをもらったのだ
試練がみんなを結ぶチャンスを
無条件にそばにいてくれる
ギューとハグしてくれる
笑顔で温かい言葉だけをかけてくれる
そんな友人や家族がいれば、
他になんにもいらないですね。
病気になったら 必ず治ると信じよう
原因がわからず長引いたとしても
治療法がなく悪化したとしても
現代医学では治らないといわれたとしても
あきらめずに道をさがし続けよう
奇跡的に回復した人はいくらでもいる
できるかぎりのことをして 信じて待とう
またとないチャンスをもらったのだ
信じるよろこびを生きるチャンスを
意味があって病気になります。
その時は気が付かなくても、いい機会を得て、それまでの心と魂に聴くことのできるまたとないチャンスなのです!
信じる事ができれば、
身体は治り方を知っています!
病気になったら 安心して祈ろう
天にむかって思いのすべてをぶちまけ
どうか助けてくださいと必死にすがり
深夜 ことばを失ってひざまずこう
このわたしを愛して生み 慈しんで育て
わが子として抱きあげるほほえみに
すべてをゆだねて手を合わせよう
またとないチャンスをもらったのだ
まことの親に出会えるチャンスを
祈りは尊いものです!
祈には力があります!
天に向かって正直に!
True to myself!
そしていつか病気が治っても治らなくても
みんなみんな流した涙の分だけ優しくなり
甘えるわがままを受け入れて自由になり
感動と感謝によって大きくなり
友達に囲まれて豊かになり
信じて続けて強くなり
自分は神の子だと知るだろう
病気なったら またとないチャンス到来
病気の時は恵みの時
病気の時はほんとうに恵みの時です!
「病気は才能」でもあります。
病気は感動と感謝を気づかせてくれる有難い体験です!